ダイオキシン類に関する記述として誤っているのはどれか。

過去問

72回 B問題 問28

難易度:並

ダイオキシン類に関する記述として誤っているのはどれか。
  1. 脂溶性物質である。
  2. 有機化合物を塩素存在下で 300 〜 500 °Cの温度で燃焼するときに発生する。
  3. 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の規制の対象外である。
  4. 最も毒性が強いのは 2, 3, 7, 8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンである。
  5. 我が国では食品のうち野菜類からの摂取量が最も多い。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
脂溶性物質である。

ダイオキシン類は自然環境中ではほとんど分解を受けない難分解性物質です。

ダイオキシンは、大気汚染・水質汚濁・土壌汚染のあらゆるところに関わるため、「ダイオキシン類特別措置法」に基づいて環境基準が設けられています。

重要度:☆
有機化合物を塩素存在下で 300~500 °Cの温度で燃焼するときに発生する。

要約すると、プラスチックを不完全燃焼すると発生する!です。

重要度:☆☆
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の規制の対象外である。

「ダイオキシン類対策特別措置法」で規制しています。

重要度:☆☆
最も毒性が強いのは 2, 3, 7, 8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンである。

正しいです。

重要度:☆☆
我が国では食品のうち魚介類からの摂取量が最も多い。

脂溶性物質であるため、脂肪分の多い魚、肉、乳製品、卵からの摂取が多いようです。が、圧倒的に(全体の90%)「魚介類」からの摂取が多いです。

参考

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=411AC0100000105