72回 B問題 問25
難易度:易
ノロウイルス食中毒あるいはその病原体に関する記述として適切なのはどれか。
- ピコルナウイルス科に分類される。
- 培養細胞によるウイルス分離が検査法として用いられる。
- 二枚貝の体内で増殖する。
- ヒトからヒトへの感染は極めてまれである。
- 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効である。
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
カリシウイルス科に分類される。
重要度:☆培養細胞によるウイルス分離が検査法として用いられる。
重要度:☆☆☆
二枚貝の体内で増殖しません。
二枚貝の体内では、ノロウイルスが”蓄積”するばかりで増殖はしません。
重要度:☆☆☆
ヒトからヒトへ感染する。
ゴリゴリに空気感染します。
重要度:☆☆☆
次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効である。
エンベロープを持つウイルスに対しては「アルコール」が効きますが、
エンベロープを持たないウイルスに対しては何を使うべきでしょう??
答えは「次亜塩素酸ナトリウム」です。
他にもポピドンヨードもありますが、いずれにしても濃度やpHによって効き目が変化するため、必ずしもウイルスを不活化できるわけではありませぬ。