健常な犬の単純CT検査において、CT値が最も高い臓器・器官はどれか。

過去問

72回 A問題 問71

難易度:並

健常な犬の単純CT検査において、CT値が最も高い臓器・器官はどれか。
  1. 唾液腺
  2. 甲状腺
  3. 膵臓
  4. 副腎
  5. 前立腺

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
唾液腺

重要度:☆☆☆
甲状腺

これは、知っておいて!!!臨床の現場でも重要です。

重要度:☆
膵臓

重要度:☆
副腎

重要度:☆
前立腺

解説

甲状腺の中のヨードが反応しているようです。あくまでCT検査でですよ!X線検査ではありませんからね!

CT検査とは?

CT検査とは、X線を360°から照射して、その吸収率を立体的に解析する検査です。

X線検査では一方向からの二次元的な画像ですが、
CT検査で出力されるのは、たくさんの断面像や立体像です。

すっげぇや!!CT検査!!

MRI検査とは?

CT検査と対比されるMRI検査ですが、、、

MRI検査とは、磁気と電波の力を用いて、体内の原子の挙動を解析する検査です。X線を使わないのが大きな特徴ですよね!つまり、放射線被ばくがないってのが重要です。

が、、、めちゃくちゃ強い磁力を生じるので金属の持ち込みは大きな危険を伴います。(ロケット現象)。MRI検査機器と金属との距離が近くなるほど、速く近づくので相当危険です。たしか韓国で患者さんが亡くなりましたよね、、、。

MRIでは特に水素原子の挙動が大事で、要するに水分が量で信号強度が変わります。その水分が強調されるのは「T”2”強調画像」です。

「FLAIR画像」は「T2強調画像」の水分が黒いバージョンと考えると分かりやすいです。