アセチルコリンの放出を抑制して神経毒性を示すのはどれか。

過去問

72回 A問題 問34

難易度:易

アセチルコリンの放出を抑制して神経毒性を示すのはどれか。
  1. ボツリヌス毒素
  2. ニコチン
  3. サリン
  4. アコニチン
  5. d -ツボクラリン(クラーレ)

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
ボツリヌス毒素

重要度:☆☆
ニコチン

ニコチン性アセチルコリン受容体のアゴニスト(作動薬)です。

重要度:☆
サリン

有機リン系化合物です。
コリンエステラーゼ(アセチルコリンの分解酵素)と結合し、アセチルコリンが蓄積します。

重要度:☆☆☆
アコニチン

トリカブトの毒ですね。

「鳥の顎」

  • 鳥 → トリカブト
  • 顎 → アコニチン

重要度:☆☆☆
d -ツボクラリン(クラーレ)

このボツリヌス毒素は、感染症法における「特定病原体等」に指定されています。

作用機序・症状として重要なのは、
アセチルコリン(神経伝達物質)の放出を抑制することによる

「弛緩性麻痺」です。