ブルセラ症あるいはその病原体に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

71回 B問題 問33

難易度:易

ブルセラ症あるいはその病原体に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 我が国における家畜のブルセラ症は増加している。
  2. 発酵不十分なサイレージが動物への感染源として重要である。
  3. 汚染された乳製品がヒトへの感染源になることがある。
  4. ヒトでは流産が認められない。
  5. 偏性細胞内寄生細菌である。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
我が国における家畜のブルセラ症は増加している。

ブルセラ症は、摘発淘汰を基本にしています。僕も分かりませんが、摘発された場合は発生率にカウントされるのでしょうか?

重要度:☆
発酵不十分なサイレージが動物への感染源として重要である。

リステリア菌の説明です。

重要度:☆☆☆
汚染された乳製品がヒトへの感染源になることがある。

重要度:☆☆☆
ヒトでは流産が認められ

重要度:☆☆
通性細胞内寄生菌である。

通性細胞内寄生菌とは、細胞内外の両方で増殖できる菌をいいます。強くね??

以下に通性細胞内寄生菌をまとめました。

マクロファージ内で増殖

  • 結核菌Mycobacterium tuberculosis 
  • サルモネラ菌Salmonella spp.
  • ブルセラ属菌Brucella spp.
  • レジオネラ菌
  • コクシエラ菌

マクロファージ内のファゴソームを破壊し増殖

  • リステリア属菌Listeria spp.
  • 赤痢菌Shigella spp.

偏性細胞内寄生菌は、細胞内でしか増殖できない細菌です。「クラミジア」「リケッチア」が代表格です。