71回 B問題 問14
難易度:易
弱毒生ワクチンに関する記述として適当なのはどれか。
- 移行抗体による干渉を受けやすい。
- アジュバントの添加を必要とする。
- 細胞性免疫を誘導しない。
- 不活化ワクチンに比べて多量の抗原を投与する必要がある。
- 不活化ワクチンに比べて免疫持続期間は短い。
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
移行抗体による干渉を受けやすい。
重要度:☆☆☆
アジュバントの添加を必要としない。
重要度:☆☆☆
細胞性免疫を誘導する。
重要度:☆☆☆
不活化ワクチンに比べて多量の抗原を投与する必要がない。
重要度:☆☆☆
不活化ワクチンに比べて免疫持続期間は長い。
解説
まずはじめに、人類初のワクチンは「ジェンナー」による「種痘」が始まりです。
その後になって「パスツール」が弱毒生ワクチンの開発の礎を築きました。
生ワクチンの特徴は、「引き起こす病原性は弱いが、感染性をもつ病原体」を使用していることです。
一方不活化ワクチンは、「感染性のない、病原体の一部」を使用していることです。上記2つの特徴をを念頭に置くと、不活化ワクチンとの違いは覚えずとも考えられます。
生ワクチンと不活化ワクチンの違いを以下にまとめました。