牛の発情周期中の生殖器の変化に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

71回 A問題 問79

難易度:易

牛の発情周期中の生殖器の変化に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 1 回の発情周期中に2 ~ 3回の卵胞群の発育が観察される。
  2. 排卵は卵巣表面の特定の部位から起こる。
  3. 発情時には子宮内膜から水分に富む粘液が大量に分泌される。
  4. 発情後出血は排卵後の卵巣からの点状出血に由来する。
  5. 黄体にはしばしば液体を満たした内腔がみられる。

正解:2( a & e )


選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
1回の発情周期中に2 ~ 3回の卵胞群の発育が観察される。

これを「卵胞ウェーブ」といいます。
黄体がある状況だと、主席卵胞も排卵されることなく退行します。

ちょうど黄体退行したタイミングにかみ合うと、やっとこさ主席卵胞が排卵出来ます。

重要度:☆☆
排卵は卵巣表面の特定の部位から起こる。

ウマの説明です。

馬の排卵は卵巣の「排卵」という場所から起こります。

重要度:☆☆☆
発情時には子宮頸管から水分に富む粘液が大量に分泌される。

重要度:☆☆☆
発情後出血は排卵後の子宮内膜からの点状出血に由来する。

重要度:☆☆☆
黄体にはしばしば液体を満たした内腔がみられる。

「嚢腫様黄体」というやつですね。「黄体嚢腫」との区別が重要です。