71回 A問題 問49
難易度:並
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆
クオーラム・センシング
細菌間でのコミュニケーションをとる現象で
「バイオフィルム」にも関連している重要な現象です。
完全に臨床の話ですが、
バイオフィルムは小動物臨床にも関わっています。
「バイオフィルム」というのは、細菌で構成された膜状の集合体です。
内部の栄養状態は悪く細菌の発育状態は良くないですが、抗生物質に抵抗性を示すため、なかなかに厄介な構造物です。
実は難治性の皮膚炎の原因がバイオフィルムであることは少なくありません。これは一般的なテープ検査で有無を判定することができます。「ロキシスロマイシン」という抗生物質で著しく良くなる場合があります。
重要度:☆
オペロン
1つのプロモーターによって転写される遺伝子単位のこと。
転写される遺伝子が1つだけだったら「モノシストロニックオペロン」、複数あったら「ポリシストロニックオペロン」となります。
重要度:☆☆
パソジェニシティーアイランド
重要度:☆☆
プロモーター
プロモーターは、遺伝子の転写が始まる領域です。
遺伝子の転写調節は「原核生物」と「真核生物」で異なります。以下その概略図です。
原核生物においてリプレッサーが結合する「オペレーター」が存在します。この領域は真核生物には存在しないので注意して下さい!
重要度:☆
レギュロン
同一のレギュレーターにより調節を受けるオペロン集団のことです。
転写調節タンパク質は、
その転写される遺伝子によってアクチベーターになるか、
リプレッサーになるか変化します。