哺乳類家畜における筋に関する記述として正しいのはどれか。

過去問

71回 A問題 問2

難易度:並

哺乳類家畜における筋に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 咬筋は顔面神経に支配される。
  2. 大円筋は前肢帯筋の 1 つである。
  3. 浅指屈筋は末節骨に停止する。
  4. 腓腹筋は足根関節を伸展させる。
  5. 外肋間筋は呼気性筋である。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
咬筋は三叉神経に支配される。

表情筋は顔面神経ですが、咬筋は三叉神経です。要注意!
要するに、三叉神経が障害されると噛めないので「閉口障害(口を閉じれない)」が生じます。

閉口障害があるなら、開口障害もあるのでは???

もちろんあります。以下の記事を御覧ください。「咀嚼筋炎」に関する問題です。

脳神経については下記にまとめました。参考までに。

重要度:☆☆☆
広背筋は前肢帯筋の 1 つである。

前肢帯筋は以下の9つです。僕は覚えませんでしたけど。

  • 肩甲横突筋
  • 胸骨頭筋
  • 上腕頭筋
  • 僧帽筋
  • 菱形筋
  • 広背筋
  • 浅胸筋
  • 深胸筋
  • 腹鋸筋

重要度:☆☆
浅指屈筋は中節骨に停止する。

うーん、難しい。

重要度:☆☆
腓腹筋は足根関節を伸展させる。

伸展」とは、関節を介して骨と骨が離れる事をいいます。

腓腹筋が収縮すると、足根関節を介して下腿骨と中足骨が離れるので「足根関節を伸展」させています。つまり腓腹筋は「伸筋」ということになります。

一方で、「屈曲」とは関節を介して骨と骨が近づく事をいいます。そして関節を屈曲させる筋肉を「屈筋」と呼びます。

重要度:☆☆
外肋間筋は吸気性筋である。

呼吸筋に関しては、以下にまとめています。よかったら参考までに。

類似問題

解説