犬の乾性角結膜炎の原因として適当でないのはどれか。

過去問

70回 B問題 問53

犬の乾性角結膜炎の原因として適当でないのはどれか。
70回 B問題 問53 難易度：難 犬の乾性角結膜炎の原因として適当でないのはどれか。 涙腺の低形成 顔面神経麻痺 ピロカルピンの点眼 スルファメトキサゾール・トリメトプリムの投与 瞬膜腺の切除 選択Read more ...
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2024.09.04

難易度：難

犬の乾性角結膜炎の原因として適当でないのはどれか。
  1. 涙腺の低形成
  2. 顔面神経麻痺
  3. ピロカルピンの点眼
  4. スルファメトキサゾール・トリメトプリムの投与
  5. 瞬膜腺の切除

選択肢を吟味しよう！

重要度：☆☆☆
涙腺の低形成

重要度：☆☆☆
顔面神経麻痺

重要度：☆
ピロカルピンの点眼

ピロカルピンは、副交感神経作動薬です。副交感神経に直接作用することで「縮瞳」させます。同時に涙腺刺激作用により涙液の分泌を促進させます。

重要度：☆
スルファメトキサゾール・トリメトプリムの投与

治療に関しては、免疫抑制剤であるシクロスポリン・タクロリムスの点眼が有効です。

Morgan, R V, and K L Abrams. “Topical administration of cyclosporine for treatment of keratoconjunctivitis sicca in dogs.” Journal of the American Veterinary Medical Association vol. 199,8 (1991): 1043-6.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1748607/

重要度：☆☆
瞬膜腺の切除

Williams, David L. “Immunopathogenesis of keratoconjunctivitis sicca in the dog.” The Veterinary clinics of North America. Small animal practice vol. 38,2 (2008): 251-68, vi. doi:10.1016/j.cvsm.2007.12.002
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18299006/

SANSOM, J. and BARNETT, K.C. (1985), Keratoconjunctivitis sicca in the dog: a review of two hundred cases. Journal of Small Animal Practice, 26: 121-131. 
https://doi.org/10.1111/j.1748-5827.1985.tb02092.x