犬の皮膚糸状菌症に関する記述として適切でないのはどれか。

過去問

70回 B問題 問43

難易度：易

犬の皮膚糸状菌症に関する記述として適切でないのはどれか。
  1. 人獣共通感染症である。
  2. ウッド灯検査で Microsporum gypseum が感染した被毛の検出ができる。
  3. 皮膚にリングワーム病変を形成する。
  4. 毛刈りと洗浄を行うことで環境中への菌の飛散を減らすことができる。
  5. 内服用抗真菌薬としてイトラコナゾールが利用できる。

選択肢を吟味しよう！

重要度：☆☆☆
人獣共通感染症である。

重要度：☆☆☆
ウッド灯検査で Microsporum canis が感染した被毛の検出ができる。

重要度：☆☆☆
皮膚にリングワーム病変を形成する。

重要度：☆☆☆
毛刈りと洗浄を行うことで環境中への菌の飛散を減らすことができる。

重要度：☆☆☆
内服用抗真菌薬としてイトラコナゾールが利用できる。

解説

ウッド灯により、Microsporum canis だけ発光します。
ただし、発光しなくてもMicrosporum canis が存在することがあるため注意が必要です。

Microsporum は、毛のケラチンを栄養にしているため、
抜毛検査が有用です。

僕の肌感覚ですが、猫に多い気がしています。特に子猫ですね。