ウェルシュ菌食中毒に関する記述として適当なのはどれか。

過去問

70回 B問題 問23

難易度:易

ウェルシュ菌食中毒に関する記述として適当なのはどれか。
  1. 大量加熱調理後に長時間室温で放置された食品が原因となることが多い。
  2. 筋肉の弛緩性麻痺が特徴である。
  3. 食品中の菌数が 10 個 /g で発生する。
  4. 事件当たりの患者数が他の細菌性食中毒より少ない。
  5. 食品を真空包装することで予防可能である。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
大量加熱調理後に長時間室温で放置された食品が原因となることが多い。

重要度:☆☆☆
筋肉の弛緩性麻痺が特徴である。

ボツリヌス毒素の説明です。ちなみに、Clostridium tetani では、強直性麻痺が有名です。

重要度:☆
食品中の菌数が 1089 個 /g で発生する。

環境中にありふれていますし、健康な人間の腸内にも存在しています。多量に摂取することが問題になりますよ!

重要度:☆☆
事件当たりの患者数が他の細菌性食中毒より多い

重要度:☆☆☆
食品を真空包装することで予防可能できない

クロストリジウム属菌は、偏性嫌気性菌なので真空包装でも増殖可能です。