インフルエンザウイルスのvon Magnus現象はどれか。

過去問

70回 A問題 問51

難易度:並

インフルエンザウイルスの von Magnus 現象はどれか。
  1. 自己干渉
  2. 相補
  3. 増強
  4. 遺伝子再集合
  5. 表現型干渉

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
自己干渉

2種類のウイルスが共感染したとき、一方のウイルスの増殖が妨げられることを「干渉」といいます。特に同種間での干渉を「自己干渉」といい、インフルエンザウイルスにおいては”von Magnus現象”というカッコいい名称がついています。

これには欠損干渉粒子(DI粒子)が関わっており、同種間でのみ認められる現象のようです。

重要度:☆
相補

2種類のウイルスが共感染したとき、通常では複製が起こらない条件下で一方or両方のウイルスの複製が生じることを「相補」といいます。

重要度:☆
増強

2種類のウイルスが共感染したとき、一方のウイルスの増殖が促進されることを「増強」といいます。これ現象を応用して疾病の診断を行うことが可能です。

重要度:☆
遺伝子再集合

遺伝子組み換えに関わります。分節ゲノムをもつRNAウイルスに生じ、同種のウイルスの混合感染によりRNA分節がミックスされた子孫ウイルスが生じる現象をいいます。

重要度:☆
表現型干渉