アミロイドに関する記述として正しいのはどれか。

(ΦωΦ)

75回 A問題問43

アミロイドに関する記述として正しいのはどれか。

解答のポイント：
選択肢１を読んで即答できるようになりましょう！選択肢 3 , 4 , 5 の正誤を答えるのは難しいかもしれません。

重要度：☆☆☆
スクレイピーでは脳内にアミロイドの沈着が認められる。

重要度：☆☆☆
コンゴレッド染色で（肉眼的に）赤橙色に染色される。

重要度：☆☆☆
透過型電子顕微鏡下で枝分かれのない細線維の集積物として観察される。

アミロイドは枝分かれ構造がありません。

重要度：☆☆☆
コンゴレッド染色・偏光顕微鏡下で黄緑色の複屈折を呈する。

コンゴレッド染色を行うことで組織は橙赤色になりますが、偏光顕微鏡を用いるとアミロイドは黄色〜緑色に見えます。

重要度：☆☆☆
~~脳内で異常にリン酸化したタウ蛋白質が凝集してアミロイドを形成する。~~

ヒトのアルツハイマー病において「アミロイドβ」と「タウ蛋白質」は大きく関わっていますが、それぞれ別の異なる蛋白質です。タウ蛋白質が凝集したものがアミロイドではありません！

走査型（SEM）と透過型（TEM）の電子顕微鏡の違いはなんなの？

結論：原理はさておき、走査型電子顕微鏡では”立体的な外観”を、透過型電子顕微鏡では”内部構造”を観察することができます。以下の記事がとても分かりやすいです。