【獣医師国家試験】消化器3〈消化器系の構造と機能〉

まとめ

本記事は、獣医師国家試験の出題基準を一から解説しようとする一大プロジェクトの「消化器系」編の第3弾です。

消化管機能の調節

消化管の運動は、
神経性の調節と消化管ホルモンによる液性の調節の2つによって行われています。

神経性の調節

消化管の平滑筋には、交感神経と副交感神経の二重支配によって制御されています。加えて消化管内には、平滑筋の調節を行う「アウエルバッハ神経叢」と粘膜機能を調節する「マイスナー神経叢」の2つの壁内神経叢が存在しています。

Nekoyasiki
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この神経叢は互いに相互連絡をとっていて、さらに自律神経の節後線維にもなっているよ!

「胃」は自律神経の、
「腸」に関しては神経叢の影響を強く受けています。

液性の調節

消化管における液性の調節は「モチリン」が重要です。「モチリン」は、空腹時収縮に関与しています。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

人間においてはモチリン受容体が確認されているけど、他の動物(犬)には見つかっていないようだね、、、

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