【獣医師国家試験】循環器3〈リンパ系の構造と機能〉

まとめ

本記事は、獣医師国家試験の出題基準を一から解説しようとする一大プロジェクトの「循環器系」編の第3弾です。

【獣医師国家試験】免疫〈免疫の構造と機能〉
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リンパ器官の全体像

リンパ節の構造 まとめ

  • 一次(中枢)リンパ器官
    • 胸腺・・・T細胞
    • 骨髄・・・B細胞
    • ファブリキウス嚢(排泄腔嚢)
  • 二次(末梢)リンパ器官
    • 脾臓・・・血液からの抗原
    • リンパ節・・・リンパ管からの抗原
    • 粘膜付属リンパ組織・・・外界(粘膜)からの抗原
      • 扁桃
      • パイエル板

「リンパ器官」は中枢と末梢で分けられます。

リンパ球は「骨髄」の造血幹細胞によって作られ、

一次(中枢)リンパ器官」で分化・増殖・成熟され、
二次(末梢)リンパ器官」に分布して、実際に抗原とリンパ球が相互作用します。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

一次(中枢)リンパ器官」では、さまざまな抗原刺激に対応できるように育てられるんだね!

一次(中枢)リンパ器官」はT細胞の場合は「胸腺」、B細胞の場合は「骨髄」が代表的で、特に鳥類においては「ファブリキウス嚢」がB細胞の一次リンパ器官になっています。

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