上記の記事では
勉強を継続するための「メンタルを維持するポイント」を説明していきました。
しかし実際問題、
ストレスを改善しても結局は勉強しなければ合格は勝ち得ません。
ここからの項では、
”最低限の勉強で最大限の結果を生み出す戦略”にフォーカスして解説していきます。
①科目の強弱をつける
獣医国家試験に出題される科目は20科目を超えます。
出題される科目は、
それぞれ同じ難易度・問題量ではありません。
科目によっては、
難易度が高すぎる科目があったり、、、
ほとんど出題されない科目があったり、、、
反対に、
労力の割に得点しやすい科目があったり!
とさまざまです。
ココでは、
優先するべき科目を上げていきます。
【 優先度:MAX 】☆☆☆☆☆☆☆
いわば”原因ありきの病気”を中心に勉強しましょう!
この科目は、暗記から逃げてはいけません。
「感染症学」を勉強することにより、
「微生物学(細菌・ウイルス・その他)」
「病理学」の重要なポイントは抑えられる上に、
症状まで踏み込めば「生理学」が、
治療まで踏み込めば「薬理学」まで網羅的に学習できます。
科目と科目に架け橋ができるので、
それぞれの科目を個別に勉強する際にもスムーズになります。
「うっかりミス」は絶対に許されません。
【 優先度:HI 】☆☆☆☆☆
「薬理学」は、
しっかり暗記していないと解答できない問題が多いため優先順位が高いです。ひねった問題も出しにくいのでコスパは高いのです。
「内科学・外科学」は、
問題数が多いものの、正解の選択肢が分かりやすいため、勉強が得点に繋がりやすいです。
【 優先度:Medium 】☆☆☆
以上の科目は、
問題数は多く国家試験を合格する上で重要な科目です。
しかしながら”暗記量が圧倒的に多い”という注意点があります。なんでもかんでも頭に詰め込もうとするのは、あまりに無謀で危険な考え方ですからポイントに絞って勉強する必要があります。
【 優先度:Min 】☆
これらの科目は毎年出題されますが、たった数問なので勉強に対する効果が悪すぎます。
ですが!
勉強しないのは間違いです。
過去問を覗くと少しの知識で得点を獲得できる問題も出題されています。過去問を中心に広く・めっちゃ浅く勉強しましょう。
②過去問を中心に勉強する。(特にA・B問題)
国家試験の過去問は、以下に無料で上がっています。
各自アイパッドにダウンロードするなり、印刷するなり自由に使って下さい。
過去問の使い方は長くなるので、こちらにまとめています。
どうしてA・B問題なのか?
A・B問題は、合計160問、
C・D問題は、合計120問と比率が異なります。
合格要件はあくまで「A・B・C・D問題の合計が60%以上」なので、
仮にA・B問題で70%得点できると、C・D問題はたった47%の得点率で合格できます。
C・D問題で5割切っても大丈夫なのは、安心感がむっちゃ強い!
このA・B問題で多めに得点しておくと、2日目のC・D問題で気持ちが楽になるのでメンタル的にもとっても良いです。そもそもA・B問題で合格点もとれない学生がC・D問題で逆転するのはかなり厳しいですけども。。。
A・B問題はボーナスステージ!
徹底的に勉強して楽に合格しよう!
③まとめを使用する。
過去問を解くことで、
合格するまでに足りてない知識を知ることができました。
次は「まとめ」を使用するステップです。
【初心者】知識を確認する。
まとめで足りてない知識を確認しましょう!
そこをしっかり覚えれば、学習した問題と類似した問題への対応は可能になります。
もし余力があれば、その知識の”周辺知識”を含めて勉強して「どんな角度から問われても解答できる力」を身に着けましょう!
【上級者】知識を整理する
ある程度勉強が進んでくると、
知識同士が干渉しあって頭の中がゴチャゴチャになるときがやってきます。
この現象は、
勉強が進んでいる証拠であると同時に、
一旦知識を整理するタイミングです。
覚えたことを紙に書き出して、どんな知識があなたを邪魔しているのか確認すると良いです。
この問題点を克服したあなたは、
応用力を身に着けたスーパーマンです。その分野はもう怖くありません。
④類題で”演習”する。
ある程度知識がついたら、演習が必要です。
演習をしなければここまで積み上げてきたことが台無しになります。
類題を見つけて、
知識を定着させましょう!
当ブログで、
科目ごとにタグを設けています。
キーワード検索もできるので、活用してください。
僕の作成したWEBアプリでも科目ごとの演習が可能になりました!
⑤徹底的に繰り返す。
あなたに予め知っておいてほしい事実は、
「簡単な問題でも忘れてしまうこと」です。これは大マジです。
なかなか解けない問題や何度も間違えてしまう問題だけではなく、いつも解けている問題も定期的にメンテナンスしましょう!
国家試験は”簡単な問題を確実に得点する”ことが合格に不可欠です。
慢心せずに、足元をみて繰り返しましょう!
ここまでのまとめ
- 科目の強弱をつける
- 過去問を中心に勉強する。(特にA・B問題)
- まとめを使用する。
- 過去問で”演習”する。
- 徹底的に繰り返す。
過去問演習はWEBアプリを活用しよう!
過去問を使い倒すのに、便利なWEBアプリをつくりました。
過去のスマホアプリの上位互換です。
しかも無料で使用できます。画面タップで入場できます。