本記事は、獣医師国家試験の出題基準を一から解説する一大プロジェクトの第4弾「内部環境とホメオスタシス」です。
体液の組成
体液の組成
「陽イオン」に関して、
細胞内には「カリウム K+」が多く、細胞外には「ナトリウム Na+」が多いです。
この違いを作り出しているのは「Na+/ K+– ATPase」と呼ばれる「ポンプ」になります。「活動電位」の説明の時に登場します!

Nekoyasiki
血液生化学検査の「電解質」の”基準値”だとナトリウムが 150 mEq/Lで、カリウムは 4mEq/L程度だよね!こう考えれば間違えようがないよね!
「陰イオン」に関しては、
細胞内には「リン酸イオン HPO42ー」や「タンパク質イオン」が多く、細胞外には「クロル Cl −」や「重炭酸 HCO3−」が多い