解剖学は複雑で困難がつきまといますが、動物の基本的な構造と機能を理解する鍵となります。
今回の記事では、特に獣医師国家試験に役立つ解剖学の重要なポイントに焦点を当てて実際の試験で問われる可能性の高い知識や、覚えておくべき重要な機能について、分かりやすく詳細に解説します。
この記事を読むことで、解剖学の理解が深まり、試験に向けての自信がつくはずです。
今回は、呼吸器(咽喉頭・気管・肺)に関して解剖学を見ていきましょう!
呼吸器を支える筋肉
実は、呼吸するにも筋肉の運動が必須です。
それぞれの筋肉によって、空気を吸うときに必要な筋肉なのか、吐くときに必要な筋肉なのかが国家試験で実際に出題されています。下記の表の赤字に着目すると、ある程度覚えやすくなります。
すう 吸気筋 | vs | はく 呼気筋 |
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胸直筋 | ⇔ | 胸横筋 |
肋骨挙筋 | 肋骨後引筋 | |
外肋骨筋 | 内肋骨筋 | |
前背鋸筋 | 後背鋸筋 | |
横隔膜 | 外腹斜筋(最外層) 腹直筋(腹筋) 内腹斜筋 腹横筋(最内層) |