片側性会陰ヘルニア整復術の合併症として適当でないのはどれか。

過去問

75回 必須問題 問46

難易度:易

片側性会陰ヘルニア整復術の合併症として適当でないのはどれか。
  1. 便失禁
  2. 直腸脱
  3. 跛行
  4. 感染
  5. 再発

選択肢を吟味しよう!

解答のポイント:
問題としては「便失禁」が誤りなのですが、成書には併発症としての記述があります。選択肢2,3,4,5が併発症として重要なので消去法的に解答できれば良いかなと思います。

出題者の意図を考察すれば、「便失禁」が”症状”であることを言いたかったのかなと。。。

注意度:☆
便失禁

個人的には、「おしりのできもの」や「排便困難」と言われるケースが多いかなと思います。

重要度:☆☆☆
直腸脱

直腸がヘルニア内容物になることがあります。直腸は伸縮する器官ですから、会陰ヘルニアにより直腸が伸びたおかげで術後直腸脱になるケースがあります。

そのため直腸固定術も合わせて行われる場合もあります。

重要度:☆☆
跛行

跛行の原因は坐骨神経を巻き込んでいることを示唆しています。「内閉鎖筋」が引っ張られてることで生じる可能性もあるかもしれません。

Nekoyasiki
Nekoyasiki

肛門挙筋や尾骨筋は、萎縮しているケースが多いから、「内閉鎖筋」が閉鎖に用いられるよ!肛門括約筋や仙結節靭帯と合わせるんだよね!!!他にもメッシュを使用することもあるよ!

重要度:☆☆☆
感染

術中感染もそうですし、直腸を医原性に傷つけることにより腸内容物がもれて感染を起こすケースもあります。

重要度:☆☆☆
再発

会陰ヘルニアは、再発しやすいことも重要なインフォームになると考えています。(術者によって変わると思いますが、、、)

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