75回 必須問題 問３
難易度：易
我が国における動物福祉（アニマルウェルフェア）の考え方に即した家畜の輸送に関する記述として正しいのはどれか。
- 短時間の輸送であれば特に配慮は必要ない。
- 長時間の輸送でも乗り物酔い防止のため給餌しない。
- 区画が十分広ければ、異なる動物種を区分して輸送する必要はない。
- 輸送中の責任者として獣医師を任命する必要がある。
- 積込みや積下ろしの際の環境にも配慮する必要がある。
選択肢を吟味しよう！
重要度：☆☆☆
短時間の輸送であっても特に配慮は必要がある。
高所恐怖症の人にジェットコースター乗せるのと同じですよね。短時間なのは良いことですが、単純ではありませんよ！
重要度：☆☆☆
長時間の輸送の場合は乗り物酔い防止のため給餌する。
家畜の輸送に関する技術的な指針によれば以下のように示されています。
通常の給餌や給水の間隔よりも長い時間輸送するなど、過度の空腹、口渇、疲労が予測される長時間の輸送の場合、輸送前に適切に給餌及び給水を行うととも に、休息を与えるようにする。
重要度：☆☆☆
区画が十分広くても、異なる動物種を区分して輸送する必要がある。
家畜の輸送に関する技術的な指針によれば以下のように示されています。
家畜の取扱いや輸送に当たって、当該家畜の行動様式を考慮する。アニマルウェルフェアが損なわれることを避けるため、群を構成して輸送する場合、同じ品種、体格の家畜又は飼養時に同じ群で飼養されている家畜で群を構成し、互いに傷つけ合う可能性のある家畜や攻撃的な家畜、異なる畜種を混在させない。
重要度：☆☆☆
輸送中の責任者として獣医師を任命する必要はない。
任命義務はありません。
重要度：☆☆☆
積込みや積下ろしの際の環境にも配慮する必要がある。
農林水産省｜家畜の輸送に関する技術的な指針
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/attach/pdf/230726-3.pdf
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