肝性脳症を伴う犬の先天性門脈体循環シャントの治療として最も適当なのはどれか。

良問

75回 B問題 問64

難易度:易

肝性脳症を伴う犬の先天性門脈体循環シャントの治療として最も適当なのはどれか。
  1. 高タンパク食の給餌
  2. ジアゼパムの経口投与
  3. エンロフロキサシンの皮下投与
  4. ラクツロースの経口投与
  5. 短絡血管結紮術

1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e


選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
タンパク食の給餌

タンパク質の構成要素であるアミノ酸は、代謝の過程でNH(アンモニア)が発生します。このNHは「尿素回路」で解毒されますが、肝臓での行われているため肝機能が落ちると解毒できなくなりますよね!

重要度:☆
ジアゼパムの経口投与

ジアゼパムは鎮静薬なので、肝性脳症による発作は抑制できるかもしれませんが治療にはなりません。

重要度:☆
エンロフロキサシンの皮下投与

重要度:☆☆☆
ラクツロースの経口投与

腸内でのNHの産生と吸収を抑えます。

重要度:☆☆☆
短絡血管結紮術

そもそものシャント血管を結紮するので、症状の改善が見込めますね。

類題で先天性門脈体循環シャントに強くなろう!

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