MRI 検査に関する記述として適切なのはどれか。

過去問

75回 A問題 問72

難易度:易

MRI 検査に関する記述として適切なのはどれか。
  1. 正常な鼓室胞は T1 強調画像で高信号に描出される。
  2. 正常な脳室は T2 強調画像で低信号に描出される。
  3. 正常な脳室は FLAIR 画像で高信号に描出される。
  4. 超伝導磁石型装置では撮影していない時にも磁場が生じている。
  5. 放射線被ばくが生じることがある。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
正常な鼓室胞は T2 強調画像で高信号に描出される。

正常ではリンパ液が含まれているため、T2-FLAIR画像で抑制されるのが特徴です。

内耳に炎症が波及すると、当然リンパ液の性状が変化しますからT2-FLAIR画像でも抑制されない高信号画像が得られます。

重要度:☆☆☆
正常な脳室は T2 強調画像で高信号に描出される。

重要度:☆☆☆
正常な脳室は FLAIR 画像で低信号に描出される。

脳室は内部に脳脊髄液を含むため、T2強調で高信号、T2-FLAIR画像で低信号になります。

例えば、T2強調画像でもT2-FLAIR画像でも高信号の領域は、水ではない何かの存在を示唆しています。例えば炎症や梗塞などが考えられますね!

重要度:☆☆☆
超伝導磁石型装置では撮影していない時にも磁場が生じている。

重要度:☆
放射線被ばくが生じることがない

MRIは放射線を使用しません!

類題で演習しよう!

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