血栓に関する記述として最も適切なのはどれか。

良問

75回 A問題 問44

難易度:易

血栓に関する記述として最も適切なのはどれか。
  1. 白色血栓は止血の機序とほぼ同様の過程により形成される。
  2. 赤色血栓は大部分が赤血球と血小板から構成される。
  3. 心内膜炎でみられる壁在性血栓は赤色血栓である。
  4. 混合血栓は赤色血栓にフィブリンが堆積することによって生じる。
  5. フィブリン(硝子)血栓は弾性型動脈で形成される。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
白色血栓は止血の機序とほぼ同様の過程により形成される。

重要度:☆☆☆
赤色血栓は大部分が赤血球と血小板から構成される。

赤色血栓は、大部分が赤血球から構成されています。赤血球+血小板から構成されていれば、混合血栓と呼ばれると考えています。

重要度:☆☆☆
心内膜炎でみられる壁在性血栓は白色血栓である。

重要度:☆☆☆
赤色血栓は赤色血栓にフィブリンが堆積することによって生じる。

混合血栓は、白色血栓と赤色血栓が合わさって形成されています。

重要度:☆☆☆
フィブリン(硝子)血栓はショック時に形成される。

血栓まとめ

白色血栓は”血小板”がメインです。赤色血栓につられて白血球と考えないように注意してください!!!

  • 白色血栓
    • 血小板がメイン(血小板+フィブリン)
    • 動脈に形成
  • 赤色血栓
    • 赤血球がメイン(赤血球+フィブリン)
    • 静脈に形成
  • 混合血栓
    • 白色血栓と赤色血栓が混合
  • 硝子(フィブリン)血栓
    • フィブリンがメイン
    • ショック時に形成

類題を解いて「血栓」に強くなろう!

病理学的な血栓

生理学と血栓

薬理学と血栓

臨床と血栓

参考

https://neurology-jp.org/Journal/public_pdf/059040195.pdf

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