聴覚器毒性を示す薬物はどれか。

過去問

75回 A問題 問33

難易度:並

聴覚器毒性を示す薬物はどれか。
  1. プラバスタチン
  2. インドメタシン
  3. シスプラチン
  4. フロセミド
  5. トラネキサム酸

1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e


選択肢を吟味しよう!

解答のポイント:
選択肢 c は選べるようになると正解率は50%まで上がります。他にもアミノグリコシド系抗生物質に聴覚器毒性があることを考えるとインドメタシンではなさそうですね。

重要度:☆☆☆
プラバスタチン

スタチン系は筋肉毒性(横紋筋融解症)が副作用になります。小動物臨床の現場でも使用することの多い薬剤なので覚えておきましょう!

  • スタチン系
    • コレステロール生合成の律速酵素であるHMG-CoA還元酵素を選択的に阻害
    • コレステロールの低下
    • 商品名:プラバスタチンナトリウム
  • フィブラート系
    • 選択的PPARα受容体を活性化
    • コレステロールや中性脂肪の低下
    • 商品名:リピディル
    • 商品名:パルモディア

重要度:☆☆☆
インドメタシン

非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)です。一般的には消化器毒性が一般的です。

重要度:☆☆☆
シスプラチン

加えて腎障害も出題されているので合わせて覚えましょう!

重要度:☆☆
フロセミド

重要度:☆
トラネキサム酸

止血薬です。

聴覚器毒性 まとめ

  • シスプラチン
  • アミノグリコシド系抗生物質
  • フロセミド
  • アスピリン
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