化学物質とその毒性の組合せとして正しいのはどれか。

過去問

75回 A問題 問32

難易度:易

化学物質とその毒性の組合せとして正しいのはどれか。
  1. エノキサシン ― 呼吸器毒性
  2. エタンブトール ― 血液毒性
  3. エチレングリコール ― 腎毒性
  4. クロフィブレート ― 視覚器毒性
  5. キニジン ― 筋肉毒性

選択肢を吟味しよう!

解答のポイント:
エチレングリコール中毒が有名です。超重要な知識なので絶対に覚えましょう!他の選択肢が正誤判定が難しすぎるので、消去法で回答する問題ではありません。

重要度:☆
エノキサシン ― 皮膚毒性

光毒性皮膚炎を引き起こす抗生物質は結構多いですよ。ニューキノロン系抗生物質に加えて、サルファ薬、クロルプロマジンも覚えておくと良いでしょう!

ニューキノロン系抗生物質は問題になることが多いのでその特徴を覚えておきましょう!

重要度:☆
エタンブトール ― 視覚器毒性

抗結核薬で、タペタムの褐色がみられることから視神経障害を引き起こします。

重要度:☆☆☆
エチレングリコール ― 腎毒性

重要度:☆
クロフィブレート ― 筋肉毒性

高脂血症薬は横紋筋融解症を引き起こしやすいことで知られています。

重要度:☆
キニジン ― 血液毒性

キニジンは抗不整脈薬です。

免疫性の溶血や、血小板減少が生じる可能性があります。

参考

獣医毒性学 近代出版 p170,179

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