75回 A問題 問26
難易度:易
局所麻酔薬に関する記述として正しいのはどれか。
- 休止中の神経よりも活動中の神経で作用が強くなる。
- 麻酔効果は運動神経、自律神経、知覚神経の順に現れる。
- 触覚、温度感覚、痛覚の順に感覚が消失する。
- アミド型は血中エステラーゼにより容易に分解される。
- 細胞膜の内側から Na+ チャネルを抑制する。
1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
休止中の神経よりも活動中の神経で作用が強くなる。
重要度:☆☆☆
麻酔効果は自律神経→知覚神経→運動神経の順に現れる。
重要度:☆☆☆
温度感覚=痛覚→触覚の順に感覚が消失する。
運動神経:Aα線維
触覚と圧覚:Aβ線維
温度感覚と痛覚:Aδ線維
神経線維の太さは A線維が最も太く、C線維が細くなります。「 A線維(α→β→γ→δ) → B線維 → C線維 」の順でほそくなります。
一般的に細いほうが局所麻酔薬の効果を強く受けるため、局所麻酔の効きやすさは「無髄線維>有髄線維」となりますが、有髄線維の”B線維”は例外として最も効きやすくなります。
よって、局所麻酔の効きやすさは「B>C>A線維」となります。
重要度:☆☆☆
エステル型は血中エステラーゼにより容易に分解される。
重要度:☆☆☆
細胞膜の内側から Na+ チャネルを抑制する。