腹部 X 線検査でコントラストが低下する原因はどれか。

過去問

74回 B問題 問57

難易度:並

腹部 X線検査でコントラストが低下する原因はどれか。
  1. 幼若
  2. 腹膜炎
  3. 肥満
  4. 脱水
  5. 腹腔内の遊離ガス

選択肢を吟味しよう!

コントラストが低下するとは、
「黒と白との区別がつきにくくなっている」ことを言います。

レントゲンは、白と黒のコントラストがあってこそ読影することが可能です。

重要度:☆☆☆
幼若

幼若なときは、体内に褐色脂肪細胞が多く存在し、それにより画像が白っぽくなります。

重要度:☆☆☆
腹膜炎

まさしく、腹膜炎の場合には画像が白っぽくなります。

選択肢aにあるように、
幼弱な場合には腹膜炎と間違えてしまうケースもあるようなので注意が必要ですね。

重要度:☆☆
肥満

脂肪がないと軟部組織同士が重なってコントラストができにくくなります。

重要度:☆☆
脱水

重要度:☆☆☆
腹腔内の遊離ガス

腹腔内の遊離ガスはX線の透過性が高いのでコントラストが高くなります。

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