哺乳類家畜の外皮に関する記述として正しいのはどれか。

過去問

74回 A問題 問9

難易度:難

哺乳類家畜の外皮に関する記述として正しいのはどれか。
  1. 表皮の基底層は基底膜と半接着斑(へミデスモソーム)を形成する。
  2. 星状筋上皮細胞は乳腺の腺胞を取り囲む。
  3. 牛の乳房提靱帯は乳房を前後に仕切る。
  4. 有棘層の角質化細胞は細胞質突起でメラニンを分配する。
  5. 犬の肛門周囲腺はエックリン腺で構成される。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆
表皮の基底層は基底膜と半接着斑(へミデスモソーム)を形成する。

ヘミデスモソームは、細胞内ー基底膜を接着するための組織です。ただのデスモソームは、細胞間の接着に関わる組織で互いの細胞内から裏打ちされています。

重要度:☆
星状筋上皮細胞は乳腺の腺胞を取り囲む。

重要度:☆
牛の乳房提靱帯は乳房を左右に仕切る。

重要度:☆
基底層のメラニン細胞は細胞質突起でメラニンを分配する。

メラニン細胞は、自身の細胞質突起で基底層・有棘層の角質化細胞の細胞質内にメラニンを分配しています。メラニンは、紫外線を吸収してそれより内部に侵入させない「カーテン」みたいな役割をしています。

重要度:☆☆
犬の肛門周囲腺は脂腺で構成される。

肛門嚢の分泌物は、肛門傍洞腺から分泌されます。

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