74回 A問題 問5
難易度:並
哺乳類家畜の骨に関する記述として正しいのはどれか。
- 骨芽細胞は酸性ホスファターゼ活性を有する。
- 下顎骨の槽間縁は前臼歯と後臼歯の間にある。
- 牛は 18 個の胸椎をもつ。
- 骨盤結合は恥骨結合と坐骨結合からなる。
- 馬前肢の遠位種子骨は蹄関節の掌側面にある。
1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e
選択肢を吟味しよう!
この問題のポイント:
選択肢cを誤り、選択肢dを正にできれば簡単な問題。
重要度:☆☆
骨芽細胞はアルカリ性ホスファターゼ活性を有する。
重要度:☆
下顎骨の槽間縁は犬歯と前臼歯の間にある。
歯がない部分になります。口腔内の検査はココから行います。
重要度:☆☆☆
牛は 13個の胸椎をもつ。
重要度:☆☆☆
骨盤結合は恥骨結合と坐骨結合からなる。
重要度:☆
馬前肢の遠位種子骨は蹄関節の掌側面にある。
この選択肢を直接選ぶのはかなり難しいと思います。
脊椎の数を覚えよう!
頚椎に関しては、ほとんどの動物で「頚椎:7個」となっています。
鶏は10個を超えます。
胸椎はおおよそ13個(牛・犬)ですが、馬では18個、豚では平均15個はあります。
ブタは個体によって本数が異なるため、問題にはなりにくそうです。
腰椎の数は犬・猫の7本だけを覚えましょう!
それ以外の哺乳類は、7個より少ないです。
仙椎・尾椎に関しては、覚える必要はほとんどありません。