73回 B問題 問27
難易度:並
「環境汚染物質排出・移動登録制度(PRTR制度)」に関する記述として正しいのはどれか。
- 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」で規定している。
- 全ての事業者が登録しなくてはならない。
- 第二種指定化学物質が対象物質である。
- 事業者は原則として都道府県経由で国に登録する。
- 家庭からの対象物質の排出量は集計に加えない。
選択肢を吟味しよう!
重要度:☆☆☆
「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法)」で規定している。
PRTR制度は、化管法にて規定しています。
重要度:☆☆☆
全ての事業者が登録しなくてもよい。
特定の化学物質に関しての制度なので、その他の化学物質を扱う事業者に登録の必要はありません。
重要度:☆☆☆
第一種指定化学物質が対象物質である。
第一種は、大抵いちばん重要なものです。
重要度:☆☆
事業者は原則として都道府県経由で国に登録する。
重要度:☆☆
家庭からの対象物質の排出量は集計に加えます。
選択肢2の通り、すべての事業所が対象の制度ではありません。
対象外の事業所や家庭からの排出量は国が推計しているため集計には加えているようです。
解説
化管法
「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」と習いますが、分かりやすく言うと「特定の化学物質の排出量を管理して、情報提供しよう!」って感じです。
化管法には、大きく分けて2つの制度があります。
それが「PRTR制度」と「SDS制度」です。