73回 A問題 問8
難易度:並
選択肢を吟味しよう!
解説のポイント:
選択肢2,3,4をしっかり正誤つけられれば良しです!
重要度:☆
馬の喉頭は前庭ヒダと喉頭室がある。
喉頭室と
馬で特有の「耳管憩室(喉嚢)」は異なります。
前庭ヒダも、喉頭室も覚えなくて良いです。
ちなみにですが前庭ヒダがないのは「牛」です。
重要度:☆☆
気管の粘膜は偽重層線毛上皮で覆われる。
正解です。割と重要な部分が正解になっていますな。
細気管支になると「単層上皮」に変わります。
「気管・気管支」or「その先(細気管支から)」が割と重要で、
例えば「軟骨」「気管支腺」も、気管・気管支を堺になくなります。
「線毛」や「杯細胞」や「平滑筋」があるかどうかも、
それぞれ異なるのですが、、、面倒なので覚えませんでした。
重要度:☆☆☆
牛や豚では、気管の気管支が右肺に入る。
絶対に選んではいけない選択肢です。
気管の気管支も右葉にありますが、
「中葉」や「副葉」も右肺にあるので覚えやすいですね。
余談ですが、犬の話です。
中葉は右肺に存在するという話をしました。左肺にも残念ながら特徴があります。
その特徴は、「前葉が分葉している」という点です。
解剖の教科書のイラストを見たとき、「左葉は、なぜか3葉ある風に見えるなぁ」と感じたことはありませんか?
実は左前葉は前部と後部に別れています。
ですから、左葉を見たときに「中葉に異常所見が、、、」というと、
とっても恥ずかしい獣医師になってしまいます。
気をつけましょう。
重要度:☆☆☆
縦隔陥凹は肺の副葉を収容する。
重要度:☆☆
呼吸細気管支には杯細胞がみられない。
選択肢2の部分でも書きましたが気管支の解剖学は、まじで面倒です。