犬の肛門周囲腫瘍に関する記述として最も適切なのはどれか。

良問

72回 B問題 問60

難易度:並

犬の肛門周囲腫瘍に関する記述として最も適切なのはどれか。
  1. 避妊雌には肛門周囲腺腫は発生しない。
  2. 肛門周囲腺腫の細胞診では肝細胞様の細胞が観察される。
  3. 肛門周囲腺癌は肛門周囲腺腫より発生が多い。
  4. 肛門嚢アポクリン腺癌は低カルシウム血症を惹起することがある。
  5. 肛門嚢アポクリン腺癌はほとんどの症例で肺転移が生じる。

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆
避妊雌には肛門周囲腺腫は発生する

未去勢♂に多いだけで、雌で全く発生しないわけではないですね。

重要度:☆☆
肛門周囲腺腫の細胞診では肝細胞様の細胞が観察される。

正解です。

この選択肢を選ぶのは、なかなか難しいと思います。

重要度:☆☆
肛門周囲腺腫肛門周囲腺より発生が多い。

肛門周囲”腺腫”の方が発生が多いです。
覚えたほうが良いです。

重要度:☆☆☆
肛門嚢アポクリン腺癌はカルシウム血症を惹起することがある。

絶対に選んではいけない選択肢です。

重要度:☆☆
肛門嚢アポクリン腺癌はほとんどの症例でリンパ節転移が生じる。

腰下リンパ節、仙骨リンパ節への転移が多いです。
このリンパ節腫大により「排便困難」が生じることも頭の片隅に入れておきましょう!

詳しい解説

肛門腫瘍は

「肛門嚢アポクリン腺癌(肛門嚢腺癌)」
「肛門周囲腺癌」
「肛門周囲腺腫」の3つを覚えて下さい。