気管型移行を行う寄生虫はどれか。

良問

72回 A問題 問59

難易度:並

気管型移行を行う寄生虫はどれか。
  1. ウェステルマン肺吸虫 ( Paragonimus westermani )
  2. 犬回虫 ( Toxocara canis )
  3. 糞線虫 ( Strongyloides stercoralis )
  4. 犬糸状虫 ( Dirofilaria immitis )
  5. 犬鞭虫 ( Trichuris vulpis )

1. a, b 2. a, e 3. b, c 4. c, d 5. d, e


選択肢を吟味しよう!

解答のポイント:
回虫は絶対に選択肢し、選択肢a,c の鑑別は線虫なのか吸虫なのかで鑑別できます。

重要度:☆☆☆
ウェステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani)

「気管型移行」
「全身型移行」
「腹部型移行」

のいずれも「線虫」の移行形態ですから「吸虫」には当てはまりません。

重要度:☆☆☆
犬回虫 ( Toxocara canis )

絶対に覚えて下さい!
臨床でも子猫の吐物から回虫が出てきたことがあります!

重要度:☆☆☆
糞線虫 ( Strongyloides stercoralis )

重要度:☆☆☆
犬糸状虫 ( Dirofilaria immitis )

他の線虫とは感染形態が根本的に異なります。

重要度:☆☆☆
犬鞭虫 ( Trichuris vulpis )

ゴロがあります。以下の記事にまとめています。

類題はこちら

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