投与した薬が全身循環血液中に到達した割合を示すパラメーターはどれか。

過去問

71回 必須問題 問24

難易度:易

投与した薬が全身循環血液中に到達した割合を示すパラメーターはどれか。
  1. 治療係数
  2. 全身クリアランス
  3. 消失半減期
  4. バイオアベイラビリティ(生物学的利用率)
  5. 分布容積

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆☆☆
治療係数

LD50:50%致死量
ED50:50%有効量

治療係数 = LD50 / ED50 と表され
値が大きくなるほど安全ということになります。

重要度:☆☆☆
全身クリアランス

全身クリアランスは、
投与された化学物質が単位時間あたりどれほど処理されるかを CLtot( L / hour / kg )と表され、比例定数です。

CLtot = Dose / AUC

全身からの消失速度 = CLtot × Cp

が重要です。

1L / hour / kg であれば、”体重1kgあたりの1Lの血漿中に含まれる化学物質が1時間で除去されたこと”を示しています。

重要度:☆☆☆
消失半減期

T1/2 で表現されます。

重要度:☆☆☆
バイオアベイラビリティ(生物学的利用率)

重要度:☆☆☆
分布容積

分布容積は、均一な濃度で分布したときの血漿量を示します。

血液だけに分布する場合は、その分布容積 Vd(血液) = 血液量に
血液+間質液に分布する場合は、その分布容積 Vd(血液+間質液) = 細胞外液量に
細胞内にまで分布する場合は、分布容積 Vd(血液+間質液+細胞内液) = 体液量

に等しくなります。

上記のように、
分布容積が大きくなるほど組織に移行しやすい(分布しやすい)ことを示しています。

Vd = Dose / Co ( L / kg )で表現されます。

分布容積が1L / kg を超えることがあります。