反芻獣におけるリステリア症の所見として適切なのはどれか。

過去問

71回 A問題 問44

難易度:易

反芻獣におけるリステリア症の所見として適切なのはどれか。
  1. 大脳の血栓塞栓症
  2. 大脳白質を中心とする脱髄
  3. 大脳皮質の層状壊死
  4. 脳幹部の微小膿瘍形成
  5. 脳幹の好中球による神経食現象

選択肢を吟味しよう!

重要度:☆
大脳の血栓塞栓症

Histophilus somniによる感染症であるウシの伝染性血栓塞栓性髄膜脳炎が有名ですね。

「Histophilus」「Haemophilus」

ウシの伝染性血栓塞栓性髄膜脳炎の原因菌は、Histophilus somniです。昔はHeamophilusだったのですが、Histophilus属菌」へと正式に変更されました。

Histophilus属菌はHistophilus somniだけの1属1種なんです!!
Hitotu(ひとつ)とおぼえました笑。

重要度:☆
大脳白質を中心とする脱髄

「脱髄」で有名なのは、以下にまとめました。

  • 「ジステンパー」
  • 「マエディ・ビスナ」
  • 「山羊関節炎・脳脊髄炎」

重要度:☆
大脳皮質の層状壊死

重要度:☆☆☆
脳幹部の微小膿瘍形成

重要度:☆
脳幹の好中球による神経食現象

ウイルス性脳炎で「神経食現象」が認められます。
ウイルスの感染により壊死した細胞を掃除するために小膠細胞が集まってきます。

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